筑波大学式低周波鍼通電療法
歴史と科学をふまえた新しい鍼治療
―低周波鍼通電治療―

文責:吉川恵士

1 中国二千年の歴史を踏え、科学的に解明されつつある「低周波鍼通電治療」

2 どんな治療?
 ツボに「はり」を入れ、筋肉や神経などを微弱な電流で刺激。
(1)ツボとは、体の表面にある治療効果の高い部位で365箇所程度
(2)「はり」は、注射針や縫い針より細く髪の毛程度、ステンレス製で折れたり・曲がったりすることはありません、1度使用した「はり」は医療廃棄物として処理します。
(3)電流は、ごく微弱(1〜5mA)で痛みはありません。

3 何に効くの?
低周波鍼通電療法による治療風景 (1)筋肉刺激(筋肉を和らげ・血液循環を高める効果):緊張性頭痛、肩こり、背中の痛み、腰痛、各種筋肉痛、筋肉のこわばり(脳卒中後遺症、脳性麻痺)、
(2)神経刺激
 @神経の興奮を抑える効果:坐骨神経痛、各種神経痛、ヘルニアによる痛み、顔面神経痙攣、斜頚、書痙
 A神経の働きを高める効果:顔面神経麻痺、脳卒中・脳梗塞後遺症、各種末梢神経麻痺
 B自律神経のバランスを整える効果:気管支喘息、高血圧、低血圧、月経困難症、冷え症、慢性胃炎、過敏性腸症候群、習慣性便秘、自律神経失調症
(3)結合組織刺激(結合組織を和らげ・血液循環を高める効果):慢性関節リウマチ、各種膠原病
(4)関節刺激(関節の血液循環を高める):五十肩、変形性膝関節症、各種変形性関節症、変形性脊椎症、腰椎スベリ症、捻挫・脱臼の後遺症
《図の説明》
色のコントラストに問題はあるものの、肩上部の筋肉(僧帽筋中部線維)が収縮していることが観察できます。この方法は肩こりの治療の際によく用いられる治療法の一つです。

4 効果のない病気
(1)急性炎症:捻挫・脱臼の初期、慢性関節リウマチの活動期、筋肉の炎症
(2)筋力低下:脳卒中や脳梗塞による筋力低下、ヘルニアによる筋力低下、スポーツ外傷による筋力低下

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