施設長挨拶

 筑波大学理療科教員養成施設のwebサイトにアクセスしていただきありがとうございます。

 本施設は、全国の視覚特別支援学校(盲学校)で理療(あん摩マッサージ指圧・はり・きゅう)を教育する理療科教員の養成および、理療の研究を行っております。
我が国唯一の理療科教員の養成機関として、120年以上の歴史を持ち、数多くの理療科教員、理療の研究者、理療の臨床家を輩出しています。

 本施設の教育課程には、特別支援学校自立教科教諭一種免許状(理療)の免許取得を目的とした「施設生」、施設生卒業後に理療に関する研究および臨床教育を目的とした「臨床専攻生」、はり師、きゅう師の卒後臨床教育を目的とした「理療研修生」があり、「施設生」、「臨床専攻生」には視覚に障害を持つ学生も多数在籍しています。

 近年は本施設から大学院への進学者が増加しており、過去10年間での進学実績は、「施設生」から修士課程18名・博士課程3名、「臨床専攻生」から修士課程2名・博士課程1名、「理療研修生」から修士課程1名・博士課程2名となっております。筑波大学の一施設として、多様な進路の選択を支援しています。

 本施設は視覚障害学生にとっての高等教育機関として、長い歴史と伝統がありますが、時代の変化に合わせて進歩していきます。本施設の学生が充実した日々を過ごせるように、私たち教職員一同全力で支援していく所存です。

令和7年4月1日
理療科教員養成施設長
和田恒彦